こんにちは。
デイサービス長老大学 代表の澤本洋介(@sawamoto482)です。
気道異物除去について、勉強会で使用した参考リンクをメモしておきます。
日本医師会
佐倉市八街市酒々井町消防組合
Ncvネット(協力:函館市消防本部)
北広島町消防本部
レストランでの腹部突き上げ法による気道異物除去の動画です。
実は今の心肺蘇生のガイドラインには「背中を叩く」と書いてありますが、背中・体を起こしたままパンパン叩くと、地球には重力がありますから、餅がスポッと下がって詰まってしまい、完全閉塞の状態を作ってしまうので、今まで激しく咳をしていたおじいさんが急に咳をしなくなる。 これは完全に詰まったということになります。 背中を叩く場合は、必ず重力を利用して、頭を下げて気管の位置が真っ逆さまになるようなつもりで頭をグッと下げて背中を叩く。
おじいさんが本当に餅を喉に詰まらせて、全く咳ができない、すごく弱々しくなってしまった、完全閉塞の場合はどうしたらいいのか。 この場合は、「ハイムリッヒ法」をやっていただきます。 空気鉄砲みたいなものをイメージしてください。 完全に詰まっているわけですから、空気鉄砲に栓をして押すと、栓がポンと飛び出します。 人間の肺は必ず残気量といって空気がまだ残っています。それを利用します。 後ろから羽交い締めにして、握り拳を2つ重ねます。そして「へそ」と「みぞおち」の間の柔らかいところにあてて、斜め上にフンッと引き上げる。絞り込みます。 これを5~10回、フンッ、フンッと繰り返すと詰まった餅がポーンと出てくる。
ポイント
1.咳き込ませる 咳は異物除去に最も効果的
2.他のスタッフに119番通報を依頼
3.異物除去ハイムリック法を実施。 異物が出なければ、頭を下げて気管の位置が真っ逆さまになるようなつもりで頭をグッと下げて背部叩打法。これを繰り返す。
4.意識を失った場合は心肺蘇生処置
5.内蔵損傷や骨折の可能性があるので、救急隊に異物除去を実施した事を伝える