土佐山アカデミーEDGECAMP2015の締切(8月16日)が迫っています。
EDGECAMPとは、高知市土佐山にあるNPO法人土佐山アカデミーが仕掛けている”過疎地域特化型起業家養成プログラム”です。
私は昨年のEDGECAMPに参加しました。
EDGECAMPは起業家養成プログラムと銘打っていますが、巷の起業塾のようなギラギラした雰囲気ではありません。
山の中でも暮らしていける小さな”ナリワイ”をどのように作っていくか?
試行錯誤しながら、生き方を見つめなおしていくような、そんなプログラムです。
私は若干の場違い感を感じながら参加していましたが、それでも参加して良かったと思っています。
こちらは、私が昨年のEDGECAMPの第一回目の合宿で使ったスライドです。
りばさぽ高知って?
はい、当時はまだ長老大学という名前はありませんでした。
「逆支援型デイサービス」というコンセプトだけが決まっていて、”Reverse Support”という造語から”りばさぽ高知”という名前をつけようと考えていました。
長老大学という名はEDGECAMPメンターの伊藤洋志さんのつぶやきからいただいたものです。
高齢者とともに未来を創る”価値共創型デイサービス”というもう一つのコンセプトもEDGECAMPの中で生まれました。
EDGECAMPは講師の先生が手取り足取り教えてくれるというようなスタイルではありません。
- 自分がこれからするべきことは何か?を考えさせて
- それをいつまでにするのか宣言させて
- その進捗を報告させる
基本は、これをひたすら繰り返します。
メンターの 林篤志さん達がその全ての過程に対して厳しく意見を出してくれます。
単純ですが、とても良い方法だと感じました。
ほんの小さな介護事業所でも、やらなければいけないことは山ほどあります。
それを整理して管理することは意外と難しく、EDGECAMPで宣言して進捗を報告することはちょうど良いプレッシャーになりました。
また、次々に物事を進めていく他のメンバーの様子を間近で見ることも刺激になります。ゆずの種子からオイルをつくっていた荒木さんには、その行動力に毎回驚かされていました。
こどもの学校を作った亀山さんのWebマンガもとても楽しみで、亀山さんにはその後も長老大学の利用者さんやスタッフのイラスト制作をお願いしました。
他の参加者から刺激をもらえることもEDGECAMPの魅力のひとつと思います。
また、メディアから取材をうける機会も多くありますので、これもまた事業の知名度を上げる上で大きなチャンスになるだろうと思います。
私もあしたのコミュニティーラボさんに取材していただいたおかげで、県外の介護事業者さんからも声をかけていただくことがありました。
本山町からメンターとして参加されていたばうむ合同会社の藤川さんや、現在本山町に移住されたメンターのイケダハヤトさんなど、地元での繋がりをつくることができたこともありがたかったです。
藤川さんには利用者さんのアイデアを元に車椅子対応テーブルを作っていただきました。
イケダさんにはブログでご紹介いただきました。
EDGECAMPでは融資や助成金などについては、それほど時間をかけてアドバイスをもらえる場ではありませんので、目指すビジネスによっては商工会や金融機関などへの相談も並行して行うと良いと思います。
今年もまた面白いメンバーが集まるだろうと楽しみにしています。

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