こんにちは。
デイサービス長老大学 代表の澤本洋介(@sawamoto482)です。
今日は、ご利用者さん(90代女性)から聞かせていただいた、昭和初期のパーマについての思い出話をご紹介します。
パーマ失敗の思い出
家には前髪をパーマを巻くための金属のコテがあった。
母が買うてきたと思う。
コテを火鉢に突っ込んでおいて、熱うなったら髪を挟んで巻いていく。
新聞紙を挟んで加減を見てから、挟まんといかん。
コテを焼きすぎたまま髪を挟んだら、途端にシャっと焦げ切れて落ちる(笑)
失敗して泣いちゅう人もおった(笑)
頭の後ろまでは巻けんけ、前だけ巻いて、後ろ髪は丸めてネットを被せちょった。
私が17歳くらいの頃じゃったと思う。(昭和13年頃の愛媛県)
その時分にはじめてパーマをかける店ができた。
-その頃のパーマ屋さんは、こんな機械でしたか?
(SAIKA BLOG 昭和初期は電髪パーマ、現代はデジダルパーマより)
そうそう、こんなんじゃった。
まっこと、上から吊りっくってしよった。
めったにパーマをかけた人はおらんかったけんど、私はコテで巻くのはまどろっこしいし、家でやるより早いと思って一番最初の頃に行った。
その時分で7円かかった。
「まあ、7円もかかるの!」ってみんなびっくりしよった。
今みたいに加減して、緩うに(パーマを)かけることはなかったきね。
チリチリよ。
私はチリチリが好きやけ良かったけんど、後が大変じゃった。
髪を洗った後は、スズメの巣みたいになって(笑)
「まあ、その頭どうしたの!スズメの巣みたいやないか!」ってみんなに言われた。
あんなんなるとは思わんかった(笑)
男衆の頭みたいに妙になって、こんなんなるんじゃったら嫌と思った(笑)
最初の最初じゃけね、その後はだんだんと、緩うに加減するようになって良うなってきた。
短くして緩うパーマかけるのが軽うて一番ええわ。
髪型が思うようにいかなかった時の気持ちは今も昔も変わらないかもしれませんね。
昔の髪型や服装の話はとても興味深いです。
この記事を書く時に、ネット検索していて見つけたブログがとても面白かったのでご紹介します。オススメです。