(画像 高知県公立大学法人 高知短期大学Web Siteより)
こんにちは。
デイサービス長老大学 代表の澤本洋介(@sawamoto482)です。
今度の日曜日は、地域の皆さまが楽しみにしている「お三倉様」です。
本山町吉野地区にある、三倉神社のお祭りです。
今日は、長老大学のご利用者さんからお聞かせ頂いた、お三倉様の思い出をご紹介します。
Kさん(90代女性)
小学生の頃にはじめて行った。みんな着物を着てね。憧れてました。
お三倉様までは一里あるから、あまり小さい頃は行けなかった。
親も移動製材をしていたから忙しかった。
お三倉様にはお菓子があった。米菓子とか鉄棒(芋菓子?)とか黒砂糖とか。
それがとっても楽しみで。
黒砂糖を舐めながら帰ったことを覚えてます。
Yさん(80代男性)
小学校1年の頃から歩いていった。遠かったけど楽しみだった。
お金は少ししかもらえんけんど、それを下げてくるのが楽しみだった。
「のぞき」という不思議なもの(映写機?)があった。
穴からのぞくと向こうで、踊りや芝居が見える。動きよった。
色もついちょった。音もしよったと思う。
5,6人同時に見れるものもあった。
東京から相撲取りが来よった。まっこと大きかった。怖じるばあやった。
見世物小屋には小人(小人症の方)も来よった。まっこと小さい人じゃった。
Aさん(80代女性)
私らが若い頃は、ものすごい大きい椎の実を売ってました。
ここら辺にあるような椎の実じゃなくて、もっと大きい椎の実。
小指の先ほどある大きな椎の実で、男の人は歯でパチっと殻を割って食べてました。
私もあれを食べるのが楽しみでね。
炒りながら売ってました。
売る人がハチマキをして賑やかに景気良かったです(笑)
Yさん(90代女性)
売り物もいっぱい。店もいっぱい。
どこで何を買うかしれんばあ物が並びよった。
男の人は相撲。相撲を取る人がようけおった。
人をせり分けせり分けせにゃ進まんほど賑わっちょった。
普段着じゃなく、出かけるような服を着て。
ちょうちん行列もあった。
Aさん(80代女性)
お三倉さんでは必ずみかんを買ってました。
当時はみかんは珍しくてね。
まめいた(豆板?)というお菓子も好きで、よく食べてました。
息子が小学生の頃にぜんざいを何杯も食べてね。
「お腹痛いお腹痛い」というのを「あんた食べ過ぎよ」って叱りながら帰ったことを覚えちゅう(笑)
ご利用者さんのお話からは、昔からみんなが楽しみにしていたお祭りであることがよくわかります。
お三倉様では、地域の子ども達が踊りを奉納します。
私の息子も今年は踊りの年です。
約一ヶ月間毎晩のお稽古は、親子ともなかなか大変ですが、歴史ある祭りに参加できることは貴重な経験だと思っています。
お楽しみ抽選会も餅投げもあります。
ぜひお越しください!