こんにちは。
デイサービス長老大学 代表の澤本洋介(@sawamoto482)です。
先日、カワヤツメの研究者の荒川裕亮さんが長老大学までヤツメに関する聞き取り調査に来てくださいました。
以前に書いていた、こちらのブログ記事を読んでくださり、本山町のスナヤツメの食文化などに興味をもっていただけたことがきっかけです。
ご利用者さん達も、ヤツメの思い出を荒川さんにお話する時には、とてもイキイキとされているご様子でした。
人の役に立つ体験は、自信や自己効力感を高め、元気を取り戻す喜びにつながると私達は考えています。(過去記事)「たかが~、されど~、」 人の役に立つこと おいしいものを食べること - デイサービス長老大学
デイサービス長老大学は
「高齢者の皆様と共に未来をつくる」という理念を軸に、
高齢者の皆様が若者や地域を支える「逆支援型介護」というコンセプトを掲げ、
それを実現するための実践手法として「聞き書き介護」を行っています。
ご利用者様への聞き書きをきっかけに、若い研究者の方を応援するような機会が生まれ、ヤツメが戻ってくるような自然豊かな未来がつくれたとしたら、とても素晴らしいことだと思っています。
デイサービス長老大学は、六車由実さんの「驚きの介護民俗学 」の影響を大きく受けています。 高齢者の皆様から学べる分野は多岐に渡ります。 生物学のフィールドワークに、高齢者施設への訪問も加えてみたら面白いかもしれません。 絶滅種・絶滅危惧種に関する全国の高齢者の聞き書きをまとめた『介護生物学』なんて本が出たら、ぜひ読んでみたいです。
「ヤツメウナギがなんぼでも捕れた!」早明浦ダムができる前の吉野川に大量に生息していたスナヤツメの話 - デイサービス長老大学
荒川さんはまた調査に来てくださるとのこと。
介護生物学のはじまりです。ワクワクしています!
(参考)