安倍総理大臣が政策として掲げる「1億総活躍社会」という言葉に対して、菊池桃子さんが「ソーシャル・インクルージョン」と言い換えては?と提案したことがニュースになっていました。
第3次安倍晋三改造内閣の目玉政策「1億総活躍社会の実現」に向けた具体策を話し合う「1億総活躍国民会議」の初会合が29日、官邸で開かれた。民間議員に選ばれたタレントの菊池桃子氏は、会合終了後、記者団の取材に応じ、「1億総活躍」のネーミングが分かりづらいとして、「ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)」という新名称を提案したことを明らかにした。
私がソーシャル・インクルージョンという言葉を聞いて思い出したブログ記事を2つご紹介します。
さまざまな特性を持ち、能力も関心事もひとりひとり違う個人が、その人らしく生きることのできる社会をどのように作っていくか。
幸せは人それぞれなので、活躍しなければいけないとも思いませんし、社会と関わらなければいけないとも思いませんが、社会と関わりやすく活躍しやすい環境や仕組みは増えたほうが良いと思います。
デイサービス長老大学もそのうちのひとつとして、要介護状態の利用者さんが社会と関わって活躍できる場でありたいと思っています。
ソーシャル・インクルージョンという言葉についてはイケダハヤトさんのブログがわかりやすいです。
「ソーシャル・インクルージョン」という言葉が社会に浸透するといいな。 : まだ東京で消耗してるの?
国民一人ひとりを社会の構成員として取り込むこと。
1980年代、雇用や地域的つながりから脱落する「社会的排除」が先進諸国で新たな社会問題となった。対応する理念として「社会的包摂」が普及し、社会から孤立した人々がもう1度社会参加できるよう、制度や環境を整える取組が各国で展開された。
排除(エクスクルージョン)するのではなく、包摂(インクルージョン)する、という価値観の転換です。最も重要な現代用語です。テストに出ますよ。覚えましょう。
1億総活躍社会という言葉には、活躍することを強いられるような少し息苦しい印象を私は受けました。
ソーシャル・インクルージョンの誰も排除されない社会を目指すという方向がわかりやすくて良いなあと思っています。