こんにちは。
デイサービス長老大学 代表の澤本洋介(sawamoto482)です。
最近の長老大学では、新しく入ってくれたスタッフの提案でミュージックケアに取り組んでいます。
大人の居場所としての長老大学に似合うように、選曲や体の動きは担当スタッフが工夫しています。
先日は、ご利用者さんの思い出の曲『旅笠道中』を使ったミュージックケアにチャレンジしてくれました。
【思い出の一曲】 青年団で踊った『旅笠道中』
Aさん(80代女性)インタビュー
昔はこの辺りの若い人は青年団に入って交流してました。
青年団という名前ですけんど、女性も入ってね。
みんなで集まって会を開いて、自分が楽しかったことや苦しかったことを持ちあって、わいわい話していました。
-お酒を飲みながら話すんですか?
いや、お酒を飲んだりということはなかったです。
家で夕飯を食べてから出て行っていました。
-青年団ではどんな活動をするんですか?
主に、雑談です(笑)
それと演劇と踊り。
-青年団で演劇ですか!?
そうそう。
この辺りは楽しみも何もなくて、青年団が1年に2回くらい演劇や歌や踊りを舞台発表をして回ってね。
それが私らの当時の楽しみというかね。
吉野に、当時は汗見と言ったけど、「ベニヤ」というレコード屋さんがあって。
ベニヤのおんちゃんは活弁の映画もしよったし、おばちゃんが演劇も踊りも教えてくれました。
私は踊りをやりました。
踊りなんか踊ったことないのに、友達に誘われて。
素人やき恥ずかしい言うても、「みんな素人やき、かまんかまん」言われてね(笑)
ベニヤのおばちゃんに稽古してもらって、寺家のYさんと練習して練習して、ようよう踊りました。
寺家で踊ったり、田井で踊ったり。あちこち行ってね。
青年団に行くのが楽しみでした。
主人とも青年団で出会ってね(笑)
思い出の曲で体を動かす
Aさんにとって『旅笠道中』は青春の一曲です。
振り付けは覚えていないそうなので、担当スタッフに『旅笠道中』に合う体の動かし方を考えてもらいミュージックケアに取り入れてもらいました。
Aさんからは、「曲の出だしを聞いてびっくりしました。涙が出るほど嬉しい。ありがとう。」とおっしゃっていただきました。
青年団に行くのが楽しみだったAさんは、今はデイサービス長老大学に行くのが楽しみとおっしゃってくれています。
そう言っていただけると、私達スタッフもとてもうれしく思います。
知らなかった過去の名曲に出会えるのも「聞き書き介護」の面白さの一つです。
ゆくゆくは長老大学のプレイリストを作って公開できればと考えています。
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<参考リンク>
教育機関での利用(※)
福祉・医療施設での利用(※)
事務所・工場等での主として従業員のみを対象とした利用(※)
露店等での短時間で軽微な利用(※)
※ 営利を目的としていても、当分の間、使用料を免除しています。