このたびデイサービス長老大学は、ご利用者様2名の新型コロナ陽性のため、先週3日間(2023/02/8~2023/02/10)営業を休止をいたしました。
営業休止の判断とその後の対応について記録を残しておきます。
休業決定とその後の対応
お1人目のご利用者様から陽性報告をいただき、その5日後にお2人目のご利用者様から陽性の報告をいただきました。
デイサービス内の感染の可能性もゼロでは無いと判断し、土日を含め5日間の営業休止を決定しました。
営業休止決定後、ご利用者様ご家族様全員にご連絡をし、ご利用者様ごとの担当ケアマネージャー様と共にデイサービスがお休みの間の入浴・清潔保持・食事・水分摂取・服薬・見守りなどについて事前に作成していた計画をもとに検討しました。
お1人目の陽性報告の日から営業休止の可能性もあることはお伝えしていましたが、それでも急な決定ですので、戸惑われた方も大勢いらっしゃったと思います。
ご家族様と地域の訪問介護事業所の皆様に大変助けていただきました。
長老大学でも可能な限りの支援継続のため、抗原検査で陰性を確認して出勤したスタッフが、ご利用者様宅を訪問し食事支援・バイタル確認・服薬支援・安否確認等を行いました。また、時間帯を分けて長老大学への送迎を行い、個人ごとに入浴支援を行いました。
また、長老大学オンライン支店にて、体操や交流などの支援を継続しました。
参加してくださったご利用者様のお声からは、オンラインでも活動と交流の場を継続することの重要性を改めて実感しました。
反省点
今回陽性となられたご利用者様はお二人ともに発熱がありませんでした。
体調のちょっとした変化(鼻水・鼻声など)を、「花粉症の時期が来ましたね」と見過ごしてしまったことを大変反省しています。
発熱を伴わないケースも多いことをあらためて共有しました。
ご高齢の方は常にどこかに体調不良があるケースが多いですが、「いつもと何か違う」ことを見逃さないことがとても大切だとあらためて共有しました。
営業再開
休業中は、スタッフ全員に複数回の抗原検査を実施しました。
(デイサービス長老大学では高知県の集中的検査に参加しており、以前よりスタッフ全員に週2回の抗原検査を実施しています。)
ご利用者様全員への確認でも、体調不良の報告は無く、本日(2023/02/13)より営業を再開しています。
陽性になられたご利用者様も快方に向かわれているとのことです。
1日も早いご快癒を心より願っています。
世間との温度差について
デイサービス長老大学の営業休止と前後して、地域内の多くの介護事業所で新型コロナクラスターが発生し、営業を休止する事業所が続出しています。
今、嶺北地域の在宅介護は崩壊に近い状態です。
ですが、介護関係以外の地域の皆様はほとんどご存知無いだろうと思います。
市町村ごとの感染者数の公表が無くなって以来、世間との感覚のズレを強く感じます。
(数週間前は高知県内の救急医療が崩壊していましたが、それもほとんど知られていないように感じていました。)
県の中心部から離れた嶺北地域の局地的な流行は、報道も少なく、地元の方も知らぬままです。
今高知嶺北地域の介護ではこんな事が起きているということを、読んでいただいた方には知っていただけたらと思います。