こんにちは。
デイサービス長老大学 代表の澤本洋介（@sawamoto482）です。
長老大学では、六車由実氏の『驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく)』の影響を受け、「聞き書き介護」を実践しています。
今日は「聞き書き介護」の道具について、私たちの試行錯誤を書いてみます。
1.測量野帳
長老大学がスタートしてから約1年間は、ご利用者さんお一人に一冊ごと測量野帳 に記録してきました。
表紙が固く、机の上以外でも書きやすいノートです。
聞き書きにぴったりの野帳ですが、ご利用者さんが増えてくると、ご利用者さん毎にノートを分けるという運用法がだんだんと難しくなってきました。
職員ごとにノートを作る方法も試してみましたが、ご利用者さんごとに情報がまとまっていたほうが、介護施設の情報管理には適しているように思えます。
2.情報カード
最近メインで使っているのは 5×3インチの情報カードです。
デイサービス長老大学の聞き書きに情報カードを使い始めました。まだ慣れない感じですが、しばらく使って様子を見てみます。 pic.twitter.com/mGgsUWwk1W
— 澤本洋介@デイサービス長老大学 (@sawamoto482) 2016年4月20日
100均のカッティングマットを半分に切ったものを土台にし、B7サイズの1ポーチを記入済みカード入れにしています。
カードは大量に購入し、ちょっとした一言や、アイデアも書き留めています。
長老大学は男性のご利用者さんが多く、物騒な話題が溜まっていきます（笑）
3.ポメラ
手書き以外にはポメラを使うこともあります。
データをすぐにブログに使えるのが便利。
下の記事はポメラで書いてすぐにアップしたものです。
ご利用者さんへの聞き書きよりも、研修や勉強会でのメモによく使っています。
4.iPodtouch
iPodtouchは、「聞き書き」の途中で出てきたわからない単語を検索するのに便利です。
最近は「ナトコを持って町中を回った」というエピソードに「ナトコって何？」となりましたが、その場で検索したら1番目にYahoo!知恵袋がヒットしました。
「聞き書き」は聞く側の知識によって会話の深まり方が違ってきますので、その場でネット検索できると非常に便利です。
長老大学では職員一人一人にiPodtouchを持ってもらっています。
「聞き書き」は基本的には録音せずにメモと記憶でまとめていますが、歌や踊りはボイスメモやビデオを使って記録することもあります。
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と、今のところはこんな感じで「聞き書き介護」に取り組んでいます。
色々と試していますが、まだまだうまくできているとは思えません。
改善の余地は大きくあると思っています。
良い方法やアイデアをご存知の方はぜひ教えてください。
聞き書き介護に取り組んでいる介護事業所の皆さん、情報交換しましょう。
【お知らせ】
デイサービス長老大学では、ご利用者さんへの聞き書きを元に、新たな商品やサービスの開発に取り組んでいます。
製品化第一弾の車いす対応テーブルは、FAAVO高知にて販売にチャレンジ中です。
締め切りまで残り10日です！
ぜひご支援をお願いいたします。
