こんにちは。
デイサービス長老大学 代表の澤本洋介(@sawamoto482)です。
私達は昨年2020年から、Zoomなどのビデオ通話を利用したオンライン聞き書きのプログラムを実施しています。
今年2021年からはデイサービス外部のご利用者様にも向けて、介護保険外のサービス(オンライン支店)も運営しています。
デイサービス長老大学オンライン支店 介護職による高齢者向けオンライン介護デイサービスです。
先日、高知県立図書館のレファレンスサービスで、以下の記事を教えていただきました。(図書館のレファレンスサービスをはじめて利用しました。)
ロンドン(CNN) 新型コロナウイルスが流行するなか、「ズーム」などのビデオ会議サービスで会話することが高齢者の認知症の影響を食い止めることにつながる可能性があることがわかった。ウェスト・ロンドン大学の研究結果が発表された。
その後、検索して得られたリンクをシェアいたします。
まずは、原文記事です。
ウエストロンドン大学 Geller Institute of Ageing and MemoryのSnorri Rafnsson氏の研究のようです。
Snorri Rafnsson氏のお名前で検索してみると、ガーディアン紙の更に詳細な記事が見つかりました。
以下、Deep Lによる翻訳です。
研究者たちは、オンラインコミュニケーションを頻繁に利用している高齢者は、対面や電話による従来の社会的交流と並行して、エピソード記憶(意味のある出来事を思い出す能力)の低下が少ないことを発見しました。
ウェストロンドン大学のゲラー老化記憶研究所とマンチェスター大学による研究は、「Social Contact and 15-year Episodic Memory Trajectories in Older Adults With and Non Hearing Loss(難聴のある高齢者とない高齢者における社会的接触と15年間のエピソード記憶の軌跡)」と題して、50歳から90歳までの11,418人の男女の定期的なコミュニケーションの習慣を調べました。
15年間の影響を調べた結果、対面や電話などの伝統的なコミュニケーションのみを利用している人は、オンラインで社会活動を充実させている参加者に比べて、記憶力の低下が著しいことがJournals of Gerontology誌に掲載されました。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
Journals of Gerontology誌に掲載された要旨はこちら。
概要
目的
高齢者(難聴者を含む)が社会的ネットワークの中でどのような方法を選択しているかについてのエビデンスは不足しているが、頻繁な社会的接触は後年の認知機能に有益である。調査方法
English Longitudinal Study of Ageingの11,418人の参加者から、聴覚状態、社会的接触手段とその使用頻度に関するベースライン情報を提供してもらった。マルチレベル成長曲線モデルを用いて、ソーシャルネットワーク内の他者と頻繁に交流する参加者(オフラインのみ、またはオフラインとオンラインの組み合わせ)とそうでない参加者とで、ベースライン時と長期的にエピソード記憶(即時記憶と遅延記憶)を比較した。結果
オフラインでの頻繁な交流(B = 0.23、SE = 0.09)およびオフラインとオンラインを組み合わせた交流(B = 0.71、SE = 0.09)は、複数の交絡因子で調整した後、エピソード記憶の改善を予測した。難聴者では、オフラインとオンラインを組み合わせた交流とエピソード記憶との間に正の縦断的な関連が認められたが(B = 0.50, SE = 0.11)、オフラインだけの交流では認められなかった(B = 0.01, SE = 0.11)。難聴者では、エピソード記憶は両方のモードと正の関係があった(オフラインのみ:B = 0.79, SE = 0.20; オンラインとオフラインの組み合わせ。B = 1.27, SE = 0.20)。) また、感度分析により、これらの知見の頑健性が確認されました。考察
高齢者(特に難聴者)が個人的な関係を維持し、そこから認知的な利益を得るためには、従来の社会的交流をオンラインのコミュニケーションモードで補うことが有効であると考えられる。www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
対面だけでなく、オンラインの交流も合わせることで、さらに良い影響がありそうなことは長老大学におけるオンライン聞き書きでも日々感じているところです。
これから先、ワクチンが行き届き、対面での聞き書きを再開した後も、オンライン聞き書きプログラムを併せて行うことを継続していきたいと思っています。